11月7日(土)13:00〜
@駅前不動産スタジアム
佐賀東 3-0 龍谷
決勝戦マッチレポート
曇天の空の中、観客席から両チーム選手への温かい拍手が鳴り響く中キックオフ
ここから100分に渡る高校生がピッチ上で描くノンフィクションの死闘が始まったのである
お互いの持ち味をぶつけ合いながら、近年県内で覇権を争ってきた両チームの選手が仲間達の思い、チームのプライド、そして自身の意地、様々な無形物を背負い必死に戦いいや闘い、見るものを魅了し引き込んでいく。しかし彼らの体力と裏腹に意地のぶつかり合いは規定の80分間で幕を閉じることをなかった。
延長戦と言う、過酷な第2幕の始まり、見る者は緊張感と期待を抱きながらピッチに熱い視線を送り続ける。
そしてついに試合が動く。延長前半終了間際、途中出場のキャプテン7番寺崎選手が敵陣中央バイタルエリアでボールを受けPA内右サイドにパスを送りフリーの21番中山選手に渡る。本人も冷静に決めれたとコメントしてくれたように激闘の中、落ち着いて放ったシュートが敵陣ネットを揺らし佐賀東が先制、延長前半終了のホイッスル。
そして延長後半、体力の消耗が明らかに見える中でも両チームの魂のぶつかり合いは、更に見る者を引き込んでいく。
そして遂に待望の追加点、10番小屋選手がPA内でボールを捌き切り右足で強烈に放ったシュートは佐賀東応援団の思いを乗せ、ゴールネットを揺らした。
立て続けに21番中山選手がこの日2点目のゴールを奪う。
終わって見れば3-0、しかし監督の試合後コメントにもあったように決して簡単な試合ではなかった。
監督の『3年生ありがとう』、この日2ゴールの中山選手の『3年生のために』と試合後のコメント
一体感が若干上回ったのかもしれない…
3年ぶりの凱歌が佐賀東にあがった。
試合終了と共に、観客席から温かい拍手が両チーム選手に送られ、そこには泣き崩れる相手チームエースストライカー10番松尾選手にそっと手を差し伸べる東高キャプテン寺崎選手の姿があった。その光景を見た時に、この死闘が高校生の試合だったんだ、とふと我に返った。
激闘をくり広げた龍谷高校3年生の思いも背負い、心技体、更に成長した選手達が全国大会のピッチで躍動する姿を期待している
※動画撮影や写真撮影にご協力頂きました寺田夫妻、ありがとうございました。
試合観戦に集中してしまって具体的なコメントが少なく申し訳ありません
ホームページの動画で得点シーンをお楽しみ下さい
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